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アニメやゲームの感想を徒然とかいてます 練習用&書き散らかし
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待ちに待った逆転裁判5。もちろん発売日に買って発売日からぶっ続けでプレイしました。
クリア後に思ったのは逆転裁判というシリーズに期待し過ぎてたのかなぁ。と。
多分、普通のゲームだと考えれば十分名作なんだと思いますが
逆転裁判シリーズの続編…となると見る目も厳しくなってしまいますね。
続編をやればやるたび、巧舟という人がどれほど凄かったのかを思い知らされます。


あ、でも裁判員制度が入ったり、オドロキ君が置いてけぼりをくらっていた4よりはだいぶ良いかと思います。
スタッフさんは周囲の声をちゃんと汲んでくれているんですね。
だからこそ言わせていただくんですが、

4でもさんざん言われてましたが、証人の嘘を見抜くってクセとか声色の事じゃないでしょう。
法廷で、弁護士だけが持つ特殊能力を使って嘘をついてる隠してるって主張したって周囲は納得できないわけで、少なくとも検事と裁判長を納得させるには特殊能力ではなく誰でも平等に理解できる論と証拠でないといけないわけですよ。

今作、オドロキ君の「みぬく」が「インチキ」とされてましたが、それって心音の「カウンセリング」と何が違うのかと。
結局のところ心音の感覚に頼っており、「あなたはこの時により大きく驚いているから証言に嘘があるはずだ!」といった感覚頼りの裁判になってしまっているのは非常に残念です。
名前を「心理学」にしたり、システマティックな見た目にしたってホンシツは「みぬく」と同じです。
探偵パートに入るならまだしも、法廷パートに入れてくるのは…うーん…
論理だけで法廷パートを成り立たせるだけのシナリオの組立ができないという事なのでしょうか。

あと、今回のユガミ検事はいいキャラではありますが、弁護士vs検事というより証人vs弁護士という構図に見えてしまいます。とぼけたことを言った時だけツッコミを入れるキャラになってるような…


以下ネタバレ含み感想




その影響なのかもしれませんが、今作では探偵パートがあっさり、法廷パートはぐちゃぐちゃしてた感じがあります。
特に「逆転学園」は、偽証に次ぐ偽証の嵐でもう何が何やら。
今まで法廷で積み上げてきた事が結局最後の最後の思いつきで全部ひっくり返るのはちょっと残念かなという気もします。

あと、思い込みが激しい感じがしました。「あの人が犯人なのは間違いない」という前提に基づいて話が進んでおり、そう思う理由も感情が矛盾しているからとか、状況がそう物語っているからとかそういうもの。
依頼人の無実を信じるなら他の誰が犯人でも構わないっていうのか。と思う場面もしばし…

そして荒唐無稽な思いつきが、本当に実現可能だったかどうかを検証するのが法廷パートの醍醐味の一つだと思うのですがそこはあっさり。
今作から「カンガエルート」という、逆転検事の「ロジック」のような思考整理シーンが登場するのですが、そこでロジックを組んでしまった後は本当にそれが実現可能だったのかという検証が無くどんどん進んでいくのが残念でした…
「逆転学園」で本当の犯行現場を指摘した時、あわせて物証も提出するにはするんですけど、弁護側が「これが証拠です」とつきつけるだけで、警察による調査は無かったような…
さらにいつどのように隠滅させようとしたのかはスルー。


あと最後の盛り上がりが足りない!
ラスボスを目の前にして「論破してやった」というやり遂げた感が全く無いのが残念です。

…と、愚痴ばかり語ってしまいましたが不満のほとんどは3話に集中しており、それ以外はまあ良かったかなと。


それにしても、成歩堂VS御剣の裁判がずば抜けて面白く感じるのは非常に不思議です。
おそらく、御剣が妙な甘さを持っていないからだと思うのですが
弁護士に助け舟を出したり、真実を知りたいから被告人の尋問に加担するといったことが無いのが要因なのかなと。
成歩堂は被告人を信じ、御剣は被告人を疑う。一つの真実を2つの側面から見て考えを一刀両断に切り捨て、それでもまた別の可能性を模索する「論理」の楽しさ。これぞ逆転裁判の楽しさだと思います。


ラストで、次回に続く伏線のような語りがありましたので、おそらく6までは今のまま引っ張るのかな。
その後もシリーズを続けるなら、いよいよキャラ一新の時が来るのかなーと…
逆に早く世代交代させて、ナルホドくんの弁護はスピンオフ作品で売るとかいう方法のほうがいいんじゃないかしらと思わなくもない。
あとせっかく良くなってきたんだから検事3にも期待してます。
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